YURI PARK DESIGN PHILOSOPHY
一枚のニットに包まれるときに感じる幸せ
目に見え、手で触れることのできるニットの中には「目に見えない価値」が込められています
目に見える美しさは人を満足させることができます
そして、人は目に見えない領域の中で本当の価値や喜びを見出すもの
一枚のニットの中に込められた思いは着る人の心にぬくもりを与え
そのぬくもりはそのとなりの人に安らぎを与えてゆく
ニットがニットであることの美しさを表現してゆく
YURI PARKのニットは人々の心に語りかけ、着込んでいくうちにより豊かな表情へと育っていき
心、身体に浸透し、ニットへのさらなる愛情が湧いてくる
そんな風に着る人と一緒に歳を重ね、心に豊かさを与えていくニット
自然の恵みに感謝し、となりの人を愛しニットを愛する職人の心がYURI PARKの原点となっています
TOYOBOSHI CASHMERE YARN
糸衣のカシミヤ糸を生産している東洋紡糸は、1879年(明治十二年)に創立された日本の繊維産業発祥の工場、桑原紡績所を前身として、
約144年以上の糸づくりの伝統を持つ、日本で最も紡績業の歴史を誇る紡績会社の一つです。
東洋紡糸は、カシミヤ糸の生産を1930年(昭和五年)に日本国内で初めて行い、
以来93年以上と100年近い年数を上質なカシミヤ糸を作るために時間を費やしてきています。
その永い時間の中で培ってきた原料を見極める力、繊維に損傷を与えない紡績技術、そこから生み出していくカシミヤ本来の風合い。
カシミヤニットに現れる風合いや表情は、「手から手」「世代から世代」へと、
日本の職人たちに受け継がれてきたカシミヤの歴史と伝統を内包するクラフトマンシップによって表現されています。
*生後12ヶ月未満のカシミヤ仔山羊から、初めて刈り取られる産毛だけを集め、特別に整毛されたカシミヤをベビーカシミヤと呼んでいます。
通常のカシミヤと比較しても、一段と格別な風合い、肌触り、独特の雰囲気を持ち合わせたベビーカシミヤは、カシミヤ繊維の中でも最高級の繊維といえます。東洋紡糸のベビーカシミヤは、広い内蒙古の中でも春の訪れが早く、冬の訪れは遅いという地域性がベビーカシミヤの採毛に最も適している内蒙古東部のみから仕入れています。この地で古くから実績のある有力企業との共同プロジェクトとして、独占供給契約を交わし、高品質なベビーカシミヤ原料の供給を世界でも、ほぼ独占的に受けています。
*生後12ヶ月未満について
TOYOBOSHIのベビーカシミヤは、生後6か月未満の子ヤギから採取した産毛を主に、産まれてから冬を越したことのない子ヤギの産毛を使用しています。採毛は毎年7月に行われ、仔山羊の生まれる時期が12月頃から4月頃と差がありますので、12か月未満と括らせていただいています。
アラシャンカシミヤは、中国内蒙古自治区阿拉善盟に生息・飼育されているカシミヤ山羊品種で、盟名でもあります。
古くから中国で一番細く、風合いの良い品種としてその名を知られ、高い品質と希少価値ゆえに中国では毎年最高価格で取引されているカシミヤの中のカシミヤとも呼ぶべき最高級原料です。平均繊度15マイクロン前後という細さによって生み出される滑らかな肌触りは格別といえます。
優良なカシミヤ産地として知られている中国内蒙古自治区ですが、その壮大な面積(日本の約三倍)の中で優良品種と呼べるカシミヤ山羊は極僅かで、生息する地域もある限られた特定の地域になります。アルランシャンは、中国内蒙古自治区西部の北の方の一部産地に生息・飼育されているカシミヤ山羊品種で、アラシャン、アルバスと並び内蒙古西部良質カシミヤ山羊三品種の一つとして認定されています。